北海道新幹線開業に向けての青函トンネル排水ポンプ設備の更新

摘要

青函トンネルは津軽海峡線として開業して、おおよそ30年経過している。財産を保有する鉄道·運輸機構(以下機構)では老朽化してきている設備の優先順位を定めて更新してきた。その中で、北海道新幹線の開業に向けて早急に整備しなければならない、「トンネルを健全に維持するための施設」として各種の電力設備の更新をJR北海道殿(以下JR)と機構で行った。 本稿では、機構が行った排水ポンプ設備の更新工事についてP3ポンプ場を例にして紹介する。