電子閉そく装置不具合における原因調査について

摘要

熊本鉄道事業部は、鹿児島本線•豊肥本線•三角線-肥薩線の計4路線を管轄しており、この中でも三角線と肥薩線は特殊自動閉そく （電子符号照査式） の区間である。2011年度から三角線にキハ200形（以下、200形)、肥薩線にキハ220形（以下、220形）が投入され、原因不明の出発要求不良及び到着検知不良の発生が続いたことから200形•220形に焦点を絞り、調査を行ってきたが原因特定に至ることはなかった。今回、これまでと違った視点で調査を行つたことで原因の特定ができ、その対策が完了したのでここに紹介する。