液体式で占められていた国鉄時代からJR時代初期

摘要

我が国の非電化区間における輸送効率化、つまり蒸機による牽引方式から動力客率への置換えは、1900年代初頭にヨーロッバから蒸気動車を導入するところから始まった。1920年代には、自動率用エンジンをそのまま活用したガソリンカーがデビューするが、小型で低出力の自動車用エンジンを用いたため、自ずと車輌も小型となり、閑散路線での使用が中心であった。大型車体、両運転台構造という気動車の原型ともいうべき車輌は、1932(昭和7)年に登場したキハ36900形（後のキハ41000形）でようやく実用レベルに達した。この際搭載されたエンジンはGMF13形と称し、G=ガソリン、M=モーター（エンジン）、F =シリンダー数（A=1から起算しFは6)、13=排気量(リットル)を表している。