防災対策重視の大型商業施設

摘要

津波避難ビルの指定へ名古屋市港区の土地区画整理が進む新興住宅地に、スーパー·イオンをキーテナントとする大型商業施設が6月27日に新規開店した。4階建てで売り場面積7万5千平方メートル、イオンと専門店200店、12のシネコンからなり、駐車場は4100台を収容。名古屋市緑区で同じイオン系が営業する大型商業施設と同規模だそろ。ただ、この新施設は、従来のものとは一味違う。海抜ゼロメートルで海まで約1.5キメーロトルしかない場所に建てられた。東海大地震が発生した際の津波被害を想定し、津波の想定水位より高い位置に主要設備を配置したり、天井を耐震補強している。