エリクソン、純益76%増 高利益率事業拡大など

摘要

スウェーデンのエリクソンの4-6月(第2四半期)決算は、売上げが前年同期比1%減の548億4900万スウェーデンクローナ(SEK、約8251億円)にとどまったが、利益は大幅に増加。高利益率事業の比率が拡大したほか、IPR(知的財産権)事業の伸びやリストラ費用の縮小で粗利益率が改善し、営業利益は同62%増。最終利益は同76%増の25億7900万SEK(約388億円)となった。売上げは中東や中国、インドで伸長したものの、同社最大の事業地域である北米が低迷し減収となった。北米では、これまで進めてきた大規模モバイルBB展開プロジェクト2件が終盤に入ったことで収益が減少。ただ音声トラフィックの増大に伴い、ネットワーク容量拡張事業が伸びており、前期比ベースでは24%の増収となった。