OKI、一貫受注体制を強化 ハード設計開発に強い人集め新会社 EMSサービスモデル確立

摘要

OKIは16年度を最終年とする「中期経営計画2016」で、高度な生産技術と品質保証力を生かしたハイエンド型EMS(生産受託)事業を経営戦略の最重要項目の一つに位置付ける。新たに設計段階から最終製品組み立てまで一貫受注体制を強化するため、新会社「OKIアイディエス(OIDS)」(群馬県高崎市)を設立、4月から本格的活動を開始している。OKIは、グループ内の設計開発子会社を再編、EMS事業本部(本部長=清水光一郎常務執行役員)の所管企業として、ハードウエア設計開発に強いメンバー85人を集約したOIDSを3月10日に資本金5千万円(全額OKI出資)で設立した。これにより、設計段階から最終製品組み立てまで一貫した受託サービスができるEMSサービスモデルを確立、基盤の情報通信分野以外にも医療機器やカーエレクトロニクスなどの新市場開拓を進める。