電機関連各社の4-12月連結決算 京セラ、全事業で増収 円安で売上高1180億円押上げ

摘要

京セラの14年3月期第3四半期累計(13年4-12月)連結決算(米国基準)は、売上高前年同期比15.6%増の1兆713億8800万円、営業利益同75.1%増の896億9600万円、税引前四半期純利益同60.2%増の1103億4400万円、四半期純利益同54.2%増の693億6400万円だった。全ての事業で増収となり、第3四半期連結累計売上高として過去最高となった。利益も増収と原価低減効果により全ての事業が前年同期を上回った。前年同期計上していた米国子会社AVX社の環境汚染浄化費用213億円がなく、大幅に利益改善。円安効果で売上高約1180億円、税引前四半期純利益約240億円押し上げた。同社初の自己株式消却を決め、保有株式のうち500万株を2月12日付で消却する。