20年に向け新しい価値を創造

摘要

過去最高益の更新を目指す東京応化工業。そのなかにあって「まだまだやるべきことが多い。今を最大の危機として、20年に向けた新しい価値創造へのチャレンジと土(台)作りに努める」と気を引締める阿久津郁夫社長。新年の事業施策•戦略、抱負を聞いた。——足元の状況は。阿久津社長半導体事業は前•後工程ともに順調で、全体として堅調だ。円安の影(響)や会計的な要因で計画を上回るところもあった。メモリー、ロジックなどが堅調で、アジア地区向けにフォトレジスト、高密度実装材料に加え、剥離液やシンナーなどの高純度化学薬品が好調だ。15年も5%前後の成長は期待できると思う。