IPAが組込みソフトウエア開発データ白書定量的な管理推進へ

摘要

機器、装置の高機能化、高性能化に伴い、組込みソフトウエアの大規模化、複雑化は進む一方だ。しかも開発期間はますます短縮化の方向にある。このため組込みソフトウエア産業界では「勘と経験に頼ってきたソフトウエア開発から工学的なソフトウエア開発にシフトしていくことが強く求められている。組込みシステムが相互に連携し、急速に複雑化するIoT時代に向けて、定量的な管理に基づく効率的なプロジェクトマネジメントを行わなければ製品開発が成り立たなくなり、そのためには企業を超えたベンチマークの必要性がますます高まっている」(情報処理推進機構=IPAの技術本部ソフトウエア高信頼化センター〈SEC〉松本隆明所長)とみている。