オータックス MIM(金属粉末射出成型法)事業が好調 昨年の売上げ30％增10億円 今年10-15％増へ

摘要

オータックス(富田周敬社長)は新規事業として展開しているMIM(メタルインジェクションモールド＝金属粉末射出成型法)事業が好調に拡大している。16年の同事業売上高は前年比約30％増の10億円前後まで増加した。17年も2桁の売上高成長を目指す。 MIMは部品の小型·高精度化や複雑形状化ニーズに対応する付加価値の高い金属加工技術で、強度にも優れる。 同社は金属加工ビジネス強化の一環として、MIMによる金属部品生産を主力製造拠点の中国·深圳工場「欧達可電子(深圳)」(広東省深圳市)で立ち上げた。MIMによるSIMカードトレーなどを中国系スマホメーカー向けに展開し、14年夏頃から同事業が本格化。その後も順次、同工場で設備増強を進め、順調に事業が拡大している。