実用長さ標準器の進展: 低熱膨張ガラス材を用いたブロックゲージ

摘要

ブロックゲージは、ブロックの端面間隔で長さを定義するもので、実用的な長さの標準器として広く用いられている。材質は、スチール、セラミック、タングステンカーバイトなどがある。長さは0.5mm～1000mmまで様々なものがあり、組み合わせにより任意の長さを構成することが可能である。長さの校正されたブロックゲージは、長さ測定を必要とする現場の9割以上で利用されており、3次元座標測定器（CMM）、電気マイクロメータ、ノギス等の校正に用いられる。ちなみに、日本製ブロックゲージの世界シェアは6割以上と言われている。