The influence by the testing time was examined about the shrinkage compliance examination of tiled finish. As a result, the shrinkage compliance examination and the value of the destruction point with short loading time is found to show better performance than the case where the shrinkage progresses over a long period of time. Moreover, it proposed the method of evaluating the decrease of tile adhesion from the result of the shrinkage compliance examination. And, it was clarified that the decrease tendency of the bond strength of the tile finish can be estimated by using the proposed shrinkage transmission remaining rate.%タイル張り仕上げは、剥離・剥落を生じることが問題となっており、タイル張りの安全性に関する評価方法が求められている。タイル張り仕上げの剥離は、施工時に十分な接着強度を確保している部位でも生じることがある。このため、従来行われてきた接着強度の管理では、接着不良の有無については評価できるが、タイル張り仕上げの経年による剥離の危険度を評価することは難しい。既往の研究1）では、タイル張り仕上げの経年による剥離は、タイルと下地コンクリートの間のひずみ差によって生じることが指摘されており、このひずみ差をタイル張り仕上げを施した試験体に強制的に与える「ひずみ追従性試験」による研究が行われている2ト7）など。しかし、これらは一部に繰り返し載荷を行ったもの5），6）があるものの、ほとんどは短期間の試験であり、いずれの試験でも与えられる ひずみの進行は実際の建物に比べて著しく速いため、下地コンクリートの乾燥収縮やクリープ等によって長期的に漸増するひずみがタイル張り仕上げに及ぼす影響を正しく評価できていない恐れがある。
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