欧州&北米でのフレキソ印刷の動向

摘要

日本フレキソ技術協会の2014年調査研究委員会は，10年ぶりに市販パッケージ印刷物におけるフレキソ印刷の実態調査を欧州から行った。2015年はシリーズ第二弾として北米のパッケージ印刷物の調査を行ったが，市場ニーズの変化や技術革新が進んでいる。また，欧州と北米の比較や10年前との比較を行った。特にパッケージ印刷分野において環境問題が指摘されている中から，水性インキの普及率やデジタル印刷の進出も興味深く観た。サンプル収集は，同協会幹事会社で欧州，米国に法人がある会社と提携先の会社で，現地の方が日常生活で使用している物の中で不要となったパッケージを廃棄せずに収集して日本へ送付していただいた。その国のパッケージの現物を多量に分析することでフレキソ印刷の技術動向などの市場調査を行った。