堺市で下水再生水利用での地域資源活用を推進

摘要

関西電力は、大阪府堺市鉄砲町地区における下水再生水※1利用による地域資源活用を推進する。同社ではエネルギーを通じた地域活性化のコーディネート役として、平成23年から堺市およびイオンモールとともに、堺区鉄砲町地区における下水再生水利用による地域資源の活用を核としたスマートコミュニティの形成に向けて、継続的に検討を行ってきた。この程「下水再生水複合利用事業」として、省エネルギー効果を実証する事業者となるグループ会社の関電エネルギーソリューション(Kenes)も加わり、堺市が着手するもの。この事業は、堺市が同地区において新たに下水再生水の導管敷設を行い、下水再生水で「内川緑地せせらぎ水路」※2に新たな水源を作り出すとともに、平成28年3月竣工予定の「(仮称)イオンモール堺鉄砲町」の施設内において、下水再生水の未利用熱を給湯熱源として利用後、空調熱源としても利用し、さらに中水※3として再利用する試み。