やさしさのオフホワイト中心に植物のグリーン系も拡大上質感のある織や刺繍で表情を加える

摘要

いったい日本の美しい四季はどこへ行ってしまったのだろう。昨年に続き今年もまた、異常気象だ。寒く長い冬が開け、桜吹雪が春の終わりを告げ、梅雨があっという間に通り過ぎ、そして猛暑との戦いが始まった。さらに経験したことの無い豪雨が各地に襲いかかり、田畑どころか家までも水没、大地までも変形させ、生活そのものを押し流した。自然の前では人は無力だ。嵐の後に降り注ぐ眩しいほどの太陽の光は安らぎそのものだが、今年の嵐はあまりにも巨大すぎた。自然は私たちを癒してくれるが、その一方で恐怖と背中合わせであることを思い出させた。