実感なき景気回復4月の消費税アップ後、消費は抑え気味に

摘要

2013年から引き続き「景気は上向き」という期待感に溢れ始まった2014年だった。しかしサラリーマンの給料はあがらない一方で、4月から8%に増えた税の負担が意外に大きいことを実感し、多くの人は消費を控えるようになった。政府が語る「景気回復基調」という言葉も、庶民には実感のないものとなっているのだ。ファッションでは「ノームコア」という言葉が話題になった。これは「究極の"普通"」という意味のシンプルで、無難なファッションのことだが、ファッションのテイスト全般に「キメすぎない、リラックス感のある」というムードが強く、今の生活者全般の気持ちにあったものかもしれない。