東北大学理学研究科　原子核物理グループから

摘要

3月11日に震災が起こったときに東北大学の原子核物理グループの多くのメンバ ーは大学にいて、研究を行っていました。ちょうど、「ストレンジネス核物理国際 スクール」の打ち合わせのTV会議をKEKおよび原研とつないで行っている最中に 大きな揺れがやってきました。まず東北大学が大きく揺れて、その後にTV越しに 茨城が揺れ始め、そののち更に揺れが激しくなり、停電してTV会議システムも揺 れで床に落ちてしまいました。立っていられないほどの揺れが本当に長い時間続き、 建物が折れないかと恐怖を抱くほどのものでした。