リコンフィギャラブルマシンにおけるDMA転送とデータ配置の自動最適化手法の検討

摘要

リコンフィギャラブルマシンでアプリケーションを高速に実行させるには，FPGAと直接接続さrnれた複数のメモリバンクに適切にデータを配置し，ホストとのDMA転送とFPGA上の処理を効果的にオーバラツプさせることが必要となる．しかし，これらの最適化処理は一般にユーザ自身が行う必要があり，リコンrnフィギャラブルマシンでのプログラミングを困難にする一因となっている．本論文では，ホストプロセッサによrnる前処理を伴うDMA転送時間の隠ぺい化手法を提案し，整数計画法を用いたデータ配置の最適化手法に組み入rnれて自動化する手法を示す．評価の結果，本手法によりソフトウェア実行に対して最大1.46倍の性能を達成でrnき，ホストプロセッサによる前処理のオーバヘッドは約2%程度であることが明らかになった．