LSMを利用したセキュアOSの性能評価機能の実現と評価

摘要

不正侵入などによる被害を最小限に抑える手段として，セキエアOSが注目されている．セキュrnァOSにはいくつかの実装方式があり，Linuxでは，複数の選択肢があるものの，セキエアOSの性能を簡単に，かつ詳細に評価する手段がなく，その実現方式と性能の関係については明らかでない．Linux2.6以降におrnけるセキエアOSは，Linux Security Moduies（LSM）により，実装される場合が多い.そこで，我々は，LSMrnPerforInance Monitor（LSMPMON）と名づけたLSMで実装されたセキュアOSの性能測定機能をLinuxカーrnネルに実現した．LSMPMONは，LSMフック関数の呼出し回数と処理時間を記録でき，特定の処理に着目しrnた測定を行うことができる．また，仮想ファイルシステムを利用して，操作できる簡易なインタフェースも実現rnした．本論文では，LSMPMONによる四つのセキエアOSの評価結果を示し，セキエアOSの性能評価においrnて有用であることを示す．