Diffe-Hellman公開鍵配送方式の依頼計算プロトコル

摘要

Diffe-Hellman公開鍵配送方式の依頼計算プロトコルを提案する．従来提案されている効率的なべrnき乗剰余演算の依頼計算プロトコルは，秘密鍵を総当りによって求める場合の総当り回数によって安全性が評価される．この総当り回数を削減する攻撃が提案されており，攻撃に対する耐性をもたせるとプロトコルの効率は低下する?提案プロトコルは，1回目と2回目の依頼計算からなる．検算により能動攻撃を検出でき，乱数を用いることにより1回目と2回目の依頼計算を独立にしかつ1回目の依頼計算結果が攻撃者に観測されない構成である．その結果，能動攻撃に対する耐性を有し，従来知られている効率を低下させる受動攻撃の適用が困難である．攻撃者が秘密情報を求めるための総当り回数を一定にするとき，従来の依頼計算プロトコルを単純に応用する場合に比べてクライアントの記憶量は増えるが少ない乗算剰余演算回数で済む，したがって，クライアントの時間計算量を削減できる．