四足歩行ロボッ卜で遠隔巡視: 大成建設が首都圏の建設現場に導入

摘要

大成建設とTechShare(東京都江東区)は四足歩行ロボットを使つて、遠隔地から建設現場を巡視するシステムを開発した。コントローラーでロボットを操作し、現場にいる作業者と通話ができる。大成建設は首都圏の建設現場に導入して実用性を確認した。システムの名称は「T-iRemote Inspection」。中国Unitree Robotics製の2機種のロボットを採用した〔写真1〕。高さが37cmの小型タイプ「A1」と60cmの中型タイプ「AlienGo」だ。Alは狭い場所でも運用しやすく、歩行が速い。AlienGoは段差に強く、稼働時間が長い。可搬重量もAlの2倍ある。現場の施工状況や稼働ェリアなどに応じた使い分けを想定している。