大の建築で都市に森をつくる

摘要

しまなみの杜認定こども園は、幼稚園210名、保育所30名の園児を収容する「幼保連携型」の施設として計画。「ようちえんは、畑」（ゆりかご幼稚園／本施設の前身）を基本理念とし、食育活動を推進しているため、メインホールであるランチルームを中心に、幼稚園棟と保育所棟を両ウィングに配置して、運営（理念）と施設（機能）が一体となった総合施設（形態）とした。メインホールは、最大スパン14．5m、正16角形の大空間である。柱、梁、ブレースを全て現しとする事で、ダイナミックで木の温かみのある空間を実現している。幼児教育の場として、保育の場として、健全な子どもの発育・発達を促す施設として、豊かな自然環境と有機質素材にこだわり、‘光’と‘風’、‘木’と‘土’を大切にした施設づくりを目指す。