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下川町のトドマツオフィス

机译:下川Todomatsu办公室

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摘要

トドマツは北海道の森林を代表する樹種で,これからの10年で生産量のピークを迎えようとしているが,含水量に起因するねじれや割れが多く,梱包材やパルプ用材,建材としては集成材や羽柄材に使われることがほとんどである.このプロジェクトは,町の9割を森林が占め,持続可能な森林経営の最先端を行く北海道下川町,北海道を中心に広大な社有林を保有する王子ホールディングスとわれわれチーム•ティンバライズの3者が連携した取り組みである.時間をかけて大さく育てられた木をできるだけよいかたちでながく使いたい,という思いがプロジェクトの出発点である.この建物は,薬用植物の研究施設として使われている.土台を除く全ての構造材にトドマツ製材を使用し,7.8mスパン,天井高さ3.5mの学校教室サイズの空間が3つ並ぶ平面に,住宅用サイズの製材で組み立てる木造のトラス•ラティス梁を掛け渡した.この取り組みの先に目指しているのは以下のようなことである.ひとつは,トドマツ製材が安定的に供給されるようになれば,国産材の選択肢が広がるということもうひとつは,住宅用製材を用いた大スパン架構の標準化によって,さまざまな大規模木造建築をつくり易くなるということである.大スパン=大断面集成材ばかりでなく,住宅用製材による架構という選択肢が増えれば,木造住宅の生産を支えてきた材料流通や技術を背景に,学校や幼稚園,老人福祉施設のようなそれぞれの地域に必要で人びとが長い時間をすごす場,あるいはコンビニやショッピングセンターなども,地域材を使い,地域の設計者と施工者の手で,今よりももう少し気軽に実現できるだろう.木造の組立て梁は,案件ごとに複雑な計算や実験による確認を行なうなど設計上の負担が大きいが,積載荷重,組み立て部材の特性データ等と合わせて見るスパン表のようなものが整備されれば,設計者も製材を使った大規模木造建築を提案しやすくなる.そういう動きもある中で,このプロジェクトでは汎用性の高い学校教室サイズを採用した.トラス•ラティス梁は,製材で組んだトラスの上に薄い板材を格子状に張ったものである.厚さ9ミリのラティス材は,構造要素とは感じさせない軽やかさを纏いつつ,トラスに劣らない粘り強さを発揮することが実験で確認できた.弱い材をたくさん使い全体で強度を持たせるという手法は,材料強度のバラツキを考慮しなければならない木造建築では昔から行なわれ,伝統木造の美しさをかたちづくってきたが,この建物ではラティス材がその役割を担っている.トドマツばかりでなく,山にはまだ,古い価値観の下で使いにくい=高く売れない,と判断され,いきなりパルプやチップにされてしまう木がたくさんある.そこに新しい技術や感性,価値観が加わることで,私たちは木という素材が持つ新しい魅力を発見できるかもしれない.木造建築の担い得る範囲が広がってきた今,木の建築への注目の背景には,親しみある材料がまちの風景を変えていくことへの期待と同時に,建築という行為そのものが,木に関わる川上から川下までの様々な人や地域の〈新しい繋がり〉を紡ぎ出し,少しずつ社会を変えていくカになることへの期待感があるのではないだろうか.このトドマツオフィスも,新しい繋がりが実を結んだ姿であり,次の芽を出す準備をしている.
机译:户松是代表北海道森林的树种,在未来十年内将达到顶峰,但由于含水量以及包装材料,纸浆材料,建筑材料和建筑材料的影响,曲折和裂缝很多。该项目主要在北海道下河町拥有一片广阔的公司森林,该镇90%的森林被森林覆盖,处于可持续森林管理的最前沿。 Oji Holdings Co.,Ltd.和我们的团队Timberize是共同努力的结果,该项目的出发点是希望以最好的方式使用随时间推移广泛种植的树木。用作药用植物的研究设施,除基部以外,所有结构材料均使用Todomatsu木材,跨度为7.8 m,天花板高度为3.5 m的房屋内衬三个学校教室大小的空间。木制的桁架/格架梁与适合使用的大小的木材组装在一起,其目的如下:一个是确保稳定的Todomatsu木材供应。另一个原因是家用木材的选择范围将会扩大,另一个原因是使用木材作为房屋的大跨度框架的标准化将促进各种大型木制结构的建造。但是,如果增加用于房屋的木构架的选择,则由于材料的分配和支持木制房屋生产的技术,人们有必要在学校,幼儿园和老年人福利设施等各个区域花费较长时间。与本地设计师和建筑商一起使用本地材料,您现在可以在这里花些时间,便利店,购物中心等地方,比现在容易一些。设计负担很大,例如通过计算和实验进行检查,但是如果准备了跨度表(例如组合后的载荷数据和组装构件的特征数据),则设计人员还可以使用大型木材。提出一个木制结构很容易,在这种情况下,我们在这个项目中采用了高度通用的学校教室大小:桁架•格子梁是在木板制成的桁架上以网格状拉伸的薄木材。通过实验证实,厚度为9毫米的Lattice材料具有与桁架相当的强度,同时又具有轻盈的感觉,而不会使其看起来像结构元素。赋予强度的技术是一种木制结构,需要考虑材料强度的变化。它已经执行了很长时间,并塑造了传统木制结构的美,但是格子材料在这座建筑中发挥了作用,不仅在Todomatsu中,而且在山区中,仍然很难在旧的价值下使用。 =许多树木被认为是不可出售的,突然被切成纸浆或木片。通过向它们添加新技术,新灵敏度和新价值,我们也许能够发现木质材料的新魅力。现在,木制建筑的范围已经扩大,人们对木制建筑的关注是希望人们熟悉的材料能够改变城镇的风景,而建筑本身就是我认为有一种希望,它将通过与树木相关的上游到下游催生各种人和当地人的新联系,从而逐渐改变社会。新的连接结出果实,并为下一个新芽做准备。

著录项

  • 来源
    《新建築》 |2015年第11期|100-105198|共7页
  • 作者

    内海彩; 佐藤孝浩;

  • 作者单位

    桜設計集団;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 jpn
  • 中图分类
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