鉄鋼ビルディング

摘要

東京駅の東側,外堀通りと永代通りに面した場所に戦後間もなく竣工した第一鉄鋼ビル(1951年)と第二鉄鋼ビル(1954年)の2棟の建て替え計画である.2011年に都市再生特別地区の指定を受け,人(新たな歩行者ネットワーク)•街(丸の内•大手町,日本橋,ハ重洲)·時(伝統•歴史•未来)を「つなぐ」をキーワードに計画を進めた.建物は,南北約200m,東西約30～40mの細長い敷地の特徴を活かし,南北に連続する低層部の上に,本館と南館のふたつのボリュームによる構成とした.