CEATEC 2019 Society 5.0の実現に向けた建設業界の試み

摘要

2000年から毎年10月に開催されてきたCEATEC(旧名称：CEATEC Japan.主催：電子情報技術産業協会.情報通信ネットワーク産業協会，コンピュータソフトウェア協会）は，アジア最大級の規模のIT技術とエレクトロニクスに関する「最先端技術の複合展示会（Combined Exhibition of Advanced Technologies)」である.近年は，あらゆる産業•業種による「CPS」（サィバーフィジカルシステム，実世界にあるデータをサイバー空間上で分析，知識化すること）と「loT」をテーマに掲げ，内閣府が推進する「Society 5.0」(サイバー空間と現実空間を融合させ，経済発展と社会的課題の解決を図る社会）の実現に向けた，新たなビジネス創出や企業間の交流が開催の主目的となっている.