社会にひらく建築——これまでの20年，これからの20年

摘要

阪神•淡路大震災を契機に民間初の大臣指定確認検査機関として1999年に設立された日本ERI.その後の構造計算書偽装問題（姉歯事件）等，建築の信頼が揺らぐ中.確認審査•性能評価という第三者機関として，建築の透明性を高めてきた.日本ERIは本年創立20周年を迎える.そこで千葉学氏（写真左）を迎え日本ERI代表取締役社長である馬野俊彦氏（写真右）と対談していただき，社会にひらくことによって建築の信頼の向上に努めてきた日本ERIの20年と共に，建築界の20年の歩みを振り返り，さらに，これからの建築についてもお話しいただいた.9月号，10月号の2回にわたって紹介する.