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摘要

去る2018年12月19日，長崎県大村市は「大村市新庁舎建設基本設計業務委託プロポーザル」の結果を発表（審査委員長：宮原和明氏).技術提案書提出4者で公開プレゼンテーションを行い，優先交渉権者に損総合計画事務所を特定した.次点は山下設計.同計画は老朽化した旧庁舎に隣接した敷地で新庁舎を建て替えるもの.優先交渉権者案は，「印象的なシルエツトを持つ公園庁舎」をコンセプトに，周囲の丘や山に呼応した裾広がりのシルエットを持つ庁舎を提案.周囲には「サクラ広場」，屋根付き歩廊など新たな動線を設け，まちの回遊ルートに連携させることで地域や市内観光の活性化を図る.また，裾広がりのシルエツトの上部はすだれルーバーとし，パッシブ型の環境を持つ庁舎として計画している.鉄筋コンクリート.鉄骨造6階建て.延べ床面積は15,900m~2.今後は市選定によるJV構成員候補者4者の中から1者とJVを結成する予定.