ホンダジェットが小型ビジネスジェットの最短飛行時間記錄を更新

摘要

ホンダの航空機事業子会社のホンダ•エアクラフト•カンパニー(HACI)が開発•生産する小型ビジネス•ジェットが好調だ。HACIは、ホンダジェットを現在ノースカロライナ州の工場で月産2機程度のペースで生産しているが、これを2018年には約3倍、6機程度に增やすという。これまでに100機以上の受注を得ており、年産70機程度、生産•納入できる能力が必要になると判断したからだ。航空機の生産工程は数千あると言われており、工程や部品管理をIoTシステムで管理して納期を短縮する目諭見だ。そのホンダ•ジェットがアメリカ•フロリダ州オーランドで11月1～3日に開催された世界最大のビジネス航空ショー「ナショナルビジネス•アビエーション•アソシエーション」でふたつの飛行ルートの最短飛行時間記錄を更新した。この記錄は、ニュージャージー州テターボロとフロリダ州フォート•ローダーデール間、そしてマサチューセッツ州ボストン〜パームビーチ間で連成した。前区間は平均60ノット(約111km/h)の向かい風のなか、2時間51分で飛行。最高対地速度は414ノット(約767km/h)に連した。後区間は、同30ノット(約56km/h)の向かい風のなか、2時間58分で飛行。最高対地速度は422ノット（約782km/h)だった。