名古屋高裁金沢支部•金沢地方· 家庭·簡易裁判所庁舎

摘要

敷地は兼六園や金沢城公園に近接した「金沢市の伝統環境保存区域」であることから、周辺の景観にとけ込んだ計画を目指した。利用しゃすい裁判所を具現化するガラスファサードと伸びやかな庇を基本構成としながらも、東茶屋街に見られる格子「木虫籠(キムスコ）」をモチーフとした外装サッしや、内外に配置される目隠しルーバーによる「格子のデザイン」により、古都金沢を代表する風景にふさわしい落ち着きを演出した。