順天堂医院B棟Ⅰ期高層棟

摘要

開学175周年を迎えた順天堂は、1875(明治8)年に現在の本郷に居を構え本年で140年となる。その間、医学•医療の発展に確固たる足跡を残すと共に、その建物群は御茶ノ水の風景のシンボルになっている。東西3つに分かれたブロックのうち、西側のブロックが大学で、中央と東側が病院の敷地である。B棟はこの中央のブロックに位置し、全病床のほぼ半分を擁する病棟と救急、中央診療部門からなり、東側ブロックに建つ1号館やC棟、さらに東に位置するD棟と連携し、病院機能の中核を担っている。