ちぐさこども園

摘要

群馬県沼田市の高台に立地した、創立50年の園である。50周年を記念して、老朽化した園舎の建替えが計画された。取り壊された既存の園舎は片廊下式で、ホールが2階に独立して配置された園舎であった。その従来の構成を大きく変え、できるだけ開放的で、みんながいっしよになれる園を作りたいとの要望を実現すべく、みんながあつまり、あそびまわれる園舎を提案した。扇形に広がるグレートホールともいうべき大きなホールを中心とし、保育室が取り囲む平屋建ての計画である。子どもたちは敷地·建物の隅々まで駆け回り、自分たちの好きな場所を見つけ出している。園の先生たちも、平屋建てであることによって十分に目が行き届き、この園の新たな保育を生み出そうと日々奮闘していも。