パンツァー・クリーク: 柏葉付騎士十字章受赏、ティーガー戦車のエース オットー・カリウスの戦い!！

摘要

今年二〇一五年は、一九四五年に第二次世界大戦が終結して以来七〇周年にあたる。この間、世界に戦火が絶えたわけではなかったが、世界に終末をもたらす第三次世界大戦は勃発しなかった。そして何よりも日本は、かつての敵アメリカと恩讐を越えて、それどころか極めてタイトな友好協力関係を築いて、西側自由主義陣営の優等生として世界の平和と経済発展に大きな貢献をなした。それはあまねく世界中から評価されている。実際、七〇年という歳月は戦場で拳を交えたもの同士の理解と友情を育むには十分な期間と言えるが、いっぽうで人の生命には長すぎる期間であった。当時実際に戦った兵士たちは、多くがこの世を去り、残る者もわずかである。二〇一五年一月二四日、ドイツのラインラント・プファルツ州で、ひとりの元戦車兵がこの世を去った。彼の名はオットー・カリウス。享年九三歳。そう彼こそが柏葉付騎士十字章受賞、第二次世界大戦における比類なきティーガーの戦車エース、そのひとであった。