22年ぶりの新造貨客船'橘丸'が就航大島をハブ化し航路再編も視野に

摘要

6月27日に運航を開始した東海汽船の新造貨客船"橘丸"(5681総トン)。同社にとって22年ぶりの新造船となる"橘丸"は、既存船に比べ大幅な省エネを実現したほか、プライバシーを重視した船室など、時代の要請や利用者のニーズをとらえたものとなっている。また、同社では東京/三宅島•御蔵島•八丈島航路にこの最新鋭船を投入することを契機に、4～9月の東京への戻り便を伊豆大島へ寄港させることを決定。同社の山崎潤—代表取締役社長は、「大島を伊豆七島のハブ港と考え、いずれは航路の再編を考えていきたい」と語り、新プランの立案や営業展開などによる航路活性を図る意向だ。