船舶機関士を取り巻く労働問題に関して

摘要

2018年11月6日から9日までの4日間、東京のホテルマリナーズコートにて、全日本海員組合第79回定期全国大会が開催された。今次大会スローガンは「守るぞ平和な海築くぞ魅力ある労働環境育てるぞみらいを担う後継者」であった。本大会は、「少子高齢化が進む中で、若い人たちをいかにこの産業に迎え入れるかは喫緊かつ重要な課題」という初日の組合長挨拶から始まり、従前からの課題であった、船員の後継者の確保育成や、船員を取り巻く労働環境の改善、船員職業の魅力向上にあたり組合としてどういう取組が必要か、などといつた当面の課題について論議され、今後の組合活動の方針を決定した。大会を終えて、船舶機関士に現状を周知し、情報を共有するために、労働委員から船舶機関士を取り巻く船員•労働問題に関する意見、感想等発表する意見交換会を2018年12月5日(水)の労働委員会にて座談会形式で実施しました。その内容をここに紹介します。