コラーゲン今昔物語: 医療用途でのコラーゲンの活用

摘要

コラーゲンの連載も5回目となる。生体親和性の高いコラーゲンは，テロぺブチド部が比較的抗原性が高いが，ペプシンで酵素分解することで抗原性の低いアテロコラーゲンが調製可能である。種の異なる原材料から調製したアテロコラーゲンは抗原性が低く，種を超えて利用可能である。再生医療での利用が進んでおり，その分野での研究を中心にまとめてみた。