安全•安定輸送確保に向けた在来線の運行管理

摘要

当社が運行する在来線12線区、1418.2 kmは、東海総合指令所(名古屋)及び静岡総合指令所において運行管理を行っている。このうち東海道本線(新所原〜米原間)、中央本線(名古屋〜塩尻間)、関西本線(名古屋〜亀山間)をはじめとした名古屋を中心に放射線状に位置する線区を東海総合指令所で、静岡地区の東海道本線、身延線、御殿場線を静岡総合指令所で運行管理している。両指令所では、24時間体制で列車の運転状況や設備の稼働状況等を監視している。名松線と東海道本線の一部(美濃赤坂線)を除く11線区、1369.7kmに運行管理システム(CTC装置·PRC装置等)を導入しており、現在はこの取り替え工事を順次進めている(表)。今後は取り替え工事とあわせて、さらなる安全·安定輸送の確保を目指して、ハード·ソフト両面でのレベルアップに向けた取り組みを進めていく。