運航コスト削減が見込まれる燃費効率機内は静かで高品質な仕上がり

摘要

A350XWBは、現在世界で活躍しているエアバスの大型機A330(双発機乗客253～295人航続距離1万800〜1万3427km)の後継機だ。同クラスのボーイングB787(双発機乗客210〜330人航統距離1万3000〜1万5700km)の19-10と、さらに大型機種のB777-X(-8X-9X)の対抗機種になる。B787はボーイングのベストセラー中型機B767(双発機乗客235～290人航距離5852〜1万1250kmの後継機として開発された。新素材や新技術を多用し、燃費効率の良さ、快適な乗り心地で好評を得ている。エアバスは、ボーイングがB767の後継機としてB787の開発を決定(ローンチ)したことを受け、A330のマイナーチェンジ版であるA350を2005年10月にローンチしたが、エアラインからの反応は芳しくなかった。ーそこで、エアバスは重大な経営判」断を下した。2008年に予定されたB787の就航から5年遅れるものの、胴体と主翼も新たに設計し直したA350XWBを2006年12月にローンチしたのである。