年頭挨拶

摘要

謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素よりJR四国グループに対しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。昨年を振り返りますと、消費税增税による先買いの反動や台風等による輸送障害、LCC(格安航空会社)など対抗輸送機関との競合により、当社の収入は厳しい状況もありましたが、通勤•通学輸送が堅調に推移し、都市間の旅客流動にも回復の兆しが見られました。このような経営環境のもと、ICカード乗車券「ICOCA」のエリア拡大、予讃線への新型特急電車の投入のほか、観光列車「伊予灘ものがたり」や「予土線3兄弟」(「しまんトロッコ」、「海洋堂ホビートレイン」、「鉄道ホビートレイン」)の運行など、鉄道の魅力向上、観光誘発に重点的に取り組みました。更に、瀬戸内海国立公園指定80周年などのイベントに即した商品設定や施策の展開などにより、鉄道の利用促進や交流人口の拡大、地域と連携した取組みを進め、収入の確保に努めました。