大手民鉄はいま…大手民鉄の素顔

摘要

新型コロナウィルス感染症の拡大に始まり、そして収束の兆しは見えつつあるものの、まだ社会をま女が覆い続ける2020(令和2)年度が幕を閉じた。大手民鉄関係各位の多くは「ようやく終わった」と感じているかもしれない。国土交通省の「鉄道輸送統計調査」によると、2020年4月から12月までの全鉄軌道事業者の輸送人員は133億9375万2000人で、前年同期と比べて61億276万人の減少を記録し、減少率は31.3%であった。大手民鉄はコロナ禍の2020年4月～12月の輸送人員は55億3120万l000人で、旅客の減少数は25意8568万2000人、減少率は31.9%を記録している。残る2021年1月から3月までの輸送人員も好転するとは思えないので、旅客の減り方、減少率ともまさに空前の出来事となるのは間違いない。