飯島俊郎先生を偲んで

摘要

東京工業大学名誉教授、元実践女子大学長で、本学会元会長の飯島俊郎先生が平成26年5月9日に87歲でご逝去なさいました。ここに謹んで哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。先生は、昭和2年に東京でお生まれになっております。昭和25年に東京工業大学有機合成化学コースを卒業後、助手になられ、昭和42年から工学部高分子工学科助教授として、昭和47年からは教授として、昭和62年に定年退官されるまで37年間東京工業大学で教育研究に従事されました。その間、昭和36年に「酸性アゾ染料の染色性に関する研究」で工学博士の学位を取得しておられます。また、スイス連邦工科大学客員研究員、同客員教授、オーストラリアニューサウスウェルズ大学客員教授、ソビエト科学アカデミー派遣研究員、韓国全南大学校招へい研究員、米国ノースカロライナ州立大学大学院非常勤教授など、海外においても活躍されました。