回転パノラマ撮影装置を用いた顎関節撮影における吸収線量と実効線量

摘要

顎関節症は，顎関節部や岨噛筋の痺痛，関節雑 音，開口障害または顎運動異常を主要症候とする疾 患である1）．これらの診断は臨床所見と画像所見と共 になされる．画像診断は変形性顎関節症と顎関節内 陣の確定に大きな役割を果たしている．顎関節内障 のような診断にはMRIや顎関節腔造影検査が用いら れるが2），下顎骨や関節隆起・下顎裔に骨変化が見ら れる変形性顎関節症の診断にはいろいろなⅩ線揖影 法が用いられている．%The Absorbed Dose and the Effective Dose of Panoramic Temporo Mandibular Joint Radiography