EVの航続性能向上に向けたin situ解析技術: 蓄電池反応メカニズム解明のための高度解析技術の最新動向

摘要

エネルギー消費と環境負荷の低い電気自動車（EV），プ ラグインハイブリッド自動車（PHV）などの次世代クリ ーンエネルギー自動車の開発，普及に向けては，蓄電池の 革新が大きな役割を担う。ガソリン車並みの走行性能（特 に航続距離）を有する本格的な電気自動車を実現するため には，従来の蓄電池のエネルギー密度を飛躍的に向上させ る必要がある。2007年度の経済産業省のロードマップで は，2030年の本格的電気自動車の普及のために，2007年 度現在のリチウムイオンニ次電池のエネルギー密度の7倍 の蓄電池の開発を目標としている。