調査研究委員会レポート: 島嶼/スマートコミュニティ等における再生可能エネルギーが大量導入された系統の電力供給·需要の特徴調査協同研究委員会

摘要

2019年国内における再生可能エネルギーの発電量は，全体の約14.2%との報告がある。一方で，COP21パリ協定に参画した我が国においては，2030年に2013年比で26%削減という二酸化炭素削減を目標としている。この状況の中で環境省の再生可能エネルギーの導入見込量は，2030年で28%,2050年で55%との報告がある。この報告に基づき再生可能エネルギーによる発電が普及するものと仮定すると，再生可能エネルギーによる発電装置の制御，運用手法，非再生可能エネルギーによる発電装置，蓄電装置に関する制御·運用手法は，従来とは異なった手法が要求されるものと思われる。