「需要設備における電力品質向上を目指したメンテナンスのスマート化動向」

摘要

需要設備において，電力品質を維持しつつ長期間にわたり安全安心に使用するには，適切なメンテナンスが重要である。最近では，IoTにより設備稼働データの取得が容易になり，データを有効活用すれば，省エネルギーなどの運用改善，劣化診断による予防保全，その結果，設備の長期間の安定稼働が可能である。このように，データの需要設備の運用と保全への有効活用をスマート化と捉え，保全，データ，スマート化をキーヮードに現状と今後の動向を調查し，電気学会技術報告第1470号「需要設備における電力品質向上を目指したメンテナンスのスマート化動向」を出版した。本フォーラムでは，調査を実施した調査専門委員会のメンバーを講師とし，以下のプログラムで技術報告の内容を説明した。なお，本フォーラムは産業応用フォーラムでは初めて，電気学会会議室を会場とし，かつオンラインからも参加できるハイブリッド方式で開催された。