編集後記

摘要

2020年は卒業式，入学式および入社式が縮小され，世界中に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の影響で，各種イベントの中止などが相次，東京五輪·パラリンピックが延期を余儀なくされました。緊急事態宣言で小中高校が休校となり，外出も自粛され，節目の日そして新生活の日として当たり前のように進hでいた行事の意味と将来の生き方を深く考えさせられる日々となっています。一方，アレクサンダー·フレミング（イギリス医師）が1928年に感染症治療薬としてペニシリンを発見.1946年ワックスマン（アメリカ科学者）が結核菌に対する抗生物質を発見，日本の蟻田功は世界保健機関（WHO)にて天然痘撲滅プロジェクトリーダ一としてアメリカのドナルド.ヘンダーソン，オーストラリアのフランク·フェナーの三人の医師の努力と国際協力とにより1977年には天然痘の流行は治まっています。現在，人類はインフルエンザウイルス，SARSウイルスなどの各種ウイルスに対しても不活性化効果を発現する銀系無機抗菌剤を開発しています。卒業生には，桜咲く春の中で門出としてもっと晴れやかな雰囲気の中で迎えさせてあげたかったです。未来へ向かって突き進む人々へエールを送ります。