編集後記

摘要

皆さh，明けましておめでとうございます。2021年最初の小特集一研究者ノンフィクションドラマーはいかがでしたでしようか？十数年前，初めて研究室に足を踏み入れたとき，私は，先生方や，先輩方の姿に軽くカルチャーショックを受けました。普段はチャランポランなのですが，あらゆるものに好奇心を持ち，予測不可能な事態に直面しても決して諦めず，締切から不思議なパワーをもらって加速し続け，学会や論文では格好良くビシッと研究成果を発表する…ここまで振り幅の大きな人生が存在することを初めて知った瞬間でした。「決してそうはなるまい」と心に誓ったのですが，あっさり陥落。人生版ジエツトコースターの乗客と相成りました。締切当日のパソコン故障。進水式で浸水した水中ドローン。実験で感じた自然の厳しさと人の温かさ。納得のいくデータが取れたときの安堵感。幾度となく推敲してもらった初めての論文。嬉しくてたまらなかった採択通知…普段は過去に思いを馳せる機会もなかなかないのですが，今回の小特集を機に過去を振り返ると，様々な楽しい思い出が鮮やかに蘇り，あらゆる経験が今の自分に繋がっていることを実感させられました。改めて研究者•技術者の魅力に気付くと共に，今後も楽しく頑張っていこうという思いを新たにしました。