『憲法と現実政治』を読んで

摘要

分厚くて重たい1冊，それに難しそう．でも『憲法と現実政治』というテーマに惹かれてぺ－ジをめくりました．物事を論じるとき，「それは現実的でない」とか「それは理想論だ」という言葉がしばしば交わされます．では「現実的」とはひどい現状でもがまんせよということなのか，「理想」とは実現不可能なことをいうのか．問題に直面したとき，また議論になったとき悩まされるので，この1冊は，「現実」を生きなければならない私たちに何を教えてくれるのか興味をもったわけです．