「玄海原発の再稼働の是非を問う」福岡核問題研究会が主催

摘要

九州電力は，玄海原発3，4号機を2016年の夏には再稼働できるよう準備を急いでいる.玄海原発で重大事故が起これば場合によっては，重大な被害を受けることになる福岡市において，学習講演会「玄海原発の再稼働の是非を問う」を11月14日に福岡核問題研究会の主催で開いた.①岡本良治氏「世界最高水準の原子力規制？」②中西正之氏「水蒸気爆発及び水素爆発の危険性」③豊島耕一氏「奈良林陳述 佐賀県議会の批判」④森永徹氏「玄海原発と白血病」夜にもかかわらず35名の参加があった.岡本氏は，「日本の原子力規制基準は起因事象の設定だけは厳しいが，その設定に対する評価が極端に甘く，世界一楽観的な進展シナリオに沿った，世界一奇妙な評価が行われている」と厳しい評価を下した.