精度の高い地盤調査を早く安くコンパクトに実現する「PDC」

摘要

平成23年3月11日に発生した東日本大震災により広い範囲で発生し、社会問題として注目された液状化現象は記憶に新し い。以降、従来の軟弱地盤の調査だけでなく、液状化対策として改良地盤を行った場所に対する調査のニーズも高まってい る。従来のポーリング調査と比較して「早く」「経済的」「詳細」かつ「コンパクト」な調査を実現したのが、地盤のリアルタイム 液状化判定装置「PDC (ピエゾドライブコーン)」。PDC技術は、NETIS (登録No.TH-100032-VR)にも登録されており、国 土交通大臣賞も受賞している。さらに同技術を普及する目的の組織として「PDCコンソーシアム」が設立されている。手製 の試験機から始まったPDCの開発経緯やPDCの原理•特徴等について、同技術の開発者でもある応用地質(株)理事澤田俊 ー博士に伺った。