ハルビン市博家甸地域の「大院」式建築エリアにおける都市空間形態と集住領域形成に関する研究

摘要

都市の旧市街地にある伝統的な集任地区には、土地の風土や習慣 などから生まれた特有な生活文化が息づいている。当都市にとっ て、このような集任地区は都市文化を育む空間でありながら、住民 に親しまれた都市生活を支える空間でもある。こうした集任地区の 空間形態の特徴を再認識して、その空間に潜在する集住形態の特性 を明らかにすることは、当都市における都市文脈の伝承、さらに、 新たな居住環境の生成に重要な意義があると考えられる。